【エアコン買う前に見て！】お掃除機能って必要？？

こんにちは、ユウクリーンサービスの大竹です。

栃木県中心に北関東の一部でエアコンクリーニングをメインに

ハウスクリーニングを営んでいます。

最近家電量販店などで売られている家庭用エアコンは

ほとんど「お掃除機能付き」です。

「お掃除機能」がついているとなんとなく

中まで掃除してくれてる、と思ったり

10年お手入れ不要って言われた、とか

耳障りの良い言葉を聞いたりしますが

実際のところクリーニングに行ったときに

プリセット３

お掃除機能っていらないんですかね？

結構中も汚れてるんですね・・・

お掃除機能はいりません！

無駄機能で、すべてのコストが無駄に高くなってるだけです！

というやり取りが多いですｗ

なぜお掃除機能は無駄なのか？？

メリットとデメリットを説明していきます。

お掃除機能ってなに？？

ほかの記事でもお掃除機能について触れていますが

お掃除機能とは

「フィルターの自動掃除」機能です。

勘違いするかたが多いですが

エアコンの中は掃除していません！

フィルターの表面の埃を機械が動くことで

このどちらかになります。

すなわち内部の熱交換器やらファンは

掃除していません。

お掃除機能のメリット

ないですねｗ

強いて言えばフィルターの埃を設定によりますが

エアコン切るときに掃除してくれることでしょうか。

それも後日自分でメンテしないといけないので

フィルター掃除の頻度をある程度減らしてくれる

くらいの感覚です。

お掃除機能のデメリット

デメリットはいっぱいありますｗ

エアコンの値段はメーカーやモデル、出力の大きさ

などにより様々ですが、例えば同じ6畳用モデルでも

お掃除機能が付いてるだけで1万～2万円

値段が高くなります。

リビングだと20畳とか30畳のエアコンで

なんか機能がよさそうなやつ、って選ぶ方がいますが

30畳くらいになると余裕で20万～30万円超えます。

お掃除機能のついてない廉価版は家電量販店とかだと

見つけるのが難しいですが、10万台で購入可能です。

普通の壁掛けエアコンであればフィルター2枚とって

掃除するだけなので、だれでも簡単にお掃除できますが

お掃除機能付きはそうもいきません。

まずフィルターの取り方がわからない方が多いし

そもそもパッと見てフィルターがどこにあるかさえ

わからないモデルもある。

そしてダストボックスの取り外し方もわからないし

そもそもどれがダストボックスだかわからない、

こういったケース超多いです・・・

結果的にエアコンは汚れ放題。

10年お掃除不要って言ってたのはなんだったのか・・・

くらい絶望しますｗ

最近の一部ハイエンドモデルのエアコン（日立）に

・熱交換器を凍らせてから解凍することで一気に汚れを流す

・ファンに小さいブラシをあててファンの埃をとる

といった機能がついてCMもやっていますが

実際のところ、熱交換器は確かにほかのエアコンよりも

きれいな場合が多いですが、ドレンパンという

冷房時の排水の水受けのところはカビてるし

ファンに至っては何もやってないんじゃ・・？

という感じですので、まあ意味はないかと思います。

（あくまでエアコンクリーニングプロの私見です）

フィルターの埃にしても

外に排出する機能は途中で詰まることがほとんどですし

ダストボックスの手入れは普通の壁掛けエアコンの

手入れよりはるかに面倒です。

どこのメーカーとはいいませんが

パナ●ニックとかパナソ●ックとかｗ

お掃除機能ユニットがめちゃめちゃ壊れやすいです。

毎年1000台以上は余裕でクリーニングしてますが

お掃除機能壊れてる率が一番高いのが

パナソニックです（言っちゃったｗ）

メーカー様改善してください！！

ほかのメーカーでも壊れてるのはあるのですがね・・・。

ともかくやっぱり機械の塊なので、どこかしら

不具合は出ますよね。

壁掛けエアコンだと構造もシンプルな分、壊れにくい

感じですが、お掃除機能ユニットは壊れます。

まあ、お掃除機能ユニットが壊れても

冷暖房などのエアコンとしての機能はちゃんと

動いてるので修理せずにそのまま使ってる方が大半です。

そうなるとお掃除機能っていったい・・・

ちなみに故障のサインは「タイマー点滅」が

一番多いです。

エラー内容もお掃除ユニットになんらかの不具合が出てます

くらいのものです。

本体見てどこかランプが点滅していたら取説や

ネット、メーカーに問い合わせてください。

これはクリーニングでは直りませんが

パナソニックはお掃除機能を外して

埃とって油さして・・・といったメンテすると

直ることがあります。

普通の壁掛けをクリーニングできない

エアコンクリーニング業者はいませんが（当然ですよねｗ）

お掃除機能となるとできない業者も多いです。

理由は単純にお掃除機能の取外し・取付が難しいからです。

当店も全メーカー掃除できますが、モデルによっては

エアコンの右側（基盤側）が壁にべったりついてて

配線外せなかったり、天井までの隙間が狭すぎて

お掃除ユニットが完璧な形で取り外せなかったり

することも稀にあります。

そういったときはユニットを浮かせてながら

クリーニングするなど対応できるのでご安心ください。

（宣伝になってましたｗすみません）

話を戻しますが、お掃除機能付きはお断り

という業者は以外と多いです。

ただ中にはお断りとうたってるにも関わらず

お客様がお掃除機能がついてないと勘違いして

クリーニング頼んだ場合

クリーニング業者が

「これはできません！」

と理由を説明して断ればいいのですが

中には変なやる気をおこして

普段クリーニングしてないお掃除機能に

チャレンジする場合があります。

このパターン被害を被るのはお客様なので

挙動はしっかり見た方がいいです。

お掃除機能外すのに「あれ？」とか「これどこだ？」

とか独り言つぶやいてる方はやばいです。

その業者が結局綺麗にできず、当店にクリーニングを

依頼されるケースがありますが、

「なんじゃこりゃ！」

っていうくらいクリーニング状況も部品状況も

悪い場合があります。

業者の選定はしっかりやりましょう！！

お掃除ユニットという余計な機能をはずして

クリーニングをするため、当然値段は高くなります。

当店を例にあげると・・・

どこのクリーニング業者も

だいたい6,000円～10,000円ほど高くなります。

なぜ売ってるエアコンはお掃除機能付きばかり

なぜこんなにデメリットばかりのエアコンを

各メーカーが作って売り出してるかといえば

【付加価値つけて単価を高くしたい】

これくらいしかありません。

なんでもそうですけど、基本的な冷暖房では

「節電」とかで差が付けられるとはいえ

微々たるものなので、それ以外で他社に差を

つけて売りたいのです。

「AIが勝手に判断して最適な温度にします」

「ナノイーとかプラズマクラスターでカビの発生をおさえます」

「瞬間凍結から汚れを流します」

などそういった「付加価値」で勝負するから

余計な機能（あくまで自分は・・・ですｗ）が

いっぱいついてお値段高くなる。

ユーザーを置いてけぼりにしたメーカーの競争が

「お掃除機能」にあらわれてると感じます。

結論

さんざん述べてきましたが

【お掃除機能はいりません】

あくまで現状は・・・ですが。

今後どうなるかわかりませんが

今売ってるお掃除機能の中に

おススメできるものは一つもないので

エアコンを新規で買うのであれば

お掃除機能のない普通の壁掛けエアコンを買ってください！

ここまで読んでいただいてありがとうございました！

大竹健彦

ユウクリーンサービス代表

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ハウスクリーニングのユウクリーンサービスの代表。
とはいえ個人事業主なので1人ですけどｗ
2017年に脱サラして経験のなかったハウスクリーニング業界に。
最初は某フランチャイズに所属、独立していたが1年で脱退。
その後いろいろな集客・経験をした結果くらしのマーケット中心に集客に成功しエアコンクリーニング部門で
3年連続でくらしのマーケットアワードにノミネート。
口コミ賞、顧客満足賞、部門賞入賞を獲得。
口コミは900件超えで北関東でトップクラスの評価を得ているエアコンクリーニングのプロ。